幸運を呼び込むラッキーアイテムとして風水などでも人気のサンキャッチャー。キラキラと沢山の小さな虹色の光を放つのでお部屋がパッと明るくなります。そんなサンキャッチャーが早ければ1時間もかからず自分で作れます。ここでは、サンキャッチャーをハンドメイドで作るために必要な道具、材料、作り方、飾り方、よくある質問を説明していきます。
ここで紹介するサンキャッチャーはハンドメイド販売サイトのminne(ミンネ)にて販売もしておりますので、よろしければご覧ください。
サンキャッチャーを作るために必要な道具や材料
ハンドメイドでサンキャッチャーを作るために必要な道具は、1.平ペンチ、2.ニッパー、3.ビーズマット(またはビーズトレイ)の3つ。必要な材料は1.クリスタルガラス、2.ビーズ、3.かしめ玉、4.ナイロンコートワイヤーの4つです。比較的少ない道具と材料でサンキャッチャーが作れます。ではこれらを詳しく説明していきます。
【道具は3つ】サンキャッチャーを作るために必要な道具
1.平ペンチ
ペンチの先端が平たい形状になっています。金具をはさんで開いたり、ピンを曲げたりするときに使用します。ペンチの先端はギザギザがついてないものを選んでください。(挟んだ金具に傷をつけないため)
2.ニッパー
ワイヤーを切るときに使用します。ハサミでは切れない太いワイヤーもニッパーなら簡単に切断できます。
3.ビーズマット(ビーズトレイ)
ビーズがすくいやすく、またビーズが跳ねたり転がっていきにくいビーズ作業用保護マット(トレイ)です。
購入場所
私のおすすめの道具はこちらから購入できます。
【材料は4つ】サンキャッチャーを作るために必要な材料
1.クリスタルガラス
高い透明度と反射率、屈折率のとても綺麗なガラスです。サンキャッチャーで使用するクリスタルガラスは光が分散されるようなカットが施されているものを使用します。
2.ビーズ
ビーズはなくてもいいですがいろんなビーズで飾りつけると素敵になります。ビーズはカット面のあるビーズを使用してください。
3.かしめ玉(つぶし玉)
ナイロンコートワイヤーに通してペンチで潰してビーズやワイヤーを固定します。
4.ナイロンコートワイヤー
表面がナイロンコーティングされていて、張りがあり、しなやかで丈夫なので重みのあるものに最適です。
購入場所
私が実際に使用している材料はこちらから購入できます。
ここがポイント
クリスタルガラスはブランドによって輝きが全く違います。商品をよく確認してから購入してください。おすすめはスワロフスキー社製のクリスタルガラスです。高品質でカット面も多く透明度も高くてとても綺麗です。
*スワロフスキーは2021年10月以降DIY事業から撤退しましたが、大手パーツメーカーの貴和製作所がほぼ同じ規格の高品質な貴和クリスタルの販売を開始しております。クリスタルガラス製造メーカーの、プレシオサ、アスフォー(アスフール)社製のクリスタルガラスをおすすめします。
サンキャッチャーは光を分散させるものです。凸レンズのように光を一点に集めてしまう丸い球体のガラスは絶対に使用しないでください。飾りのビーズもカット面のあるビースを使用してください。
【通し方がポイント】光の雫サンキャッチャーの作り方
ではこちらのデザインのサンキャッチャーを実際に作っていきます。ビーズを一本のワイヤーにただ通すだけではなく、大小のビーズをランダムに通して動きを出すのがポイントです。初めての方でも簡単にハンドメイドでサンキャッチャーが作れます。
材料
・クリスタルガラス20mm ボール型 1個
・ガラスパール 2mm 8個
3mm 4個
4mm 2個
5mm 1個
・ソロバン型ビーズ 2mm 9個
・カットビーズ 4mm 4個
・かしめ玉 2mm 3個
・ナイロンコートワイヤー直径0.4mm 40㎝
・サテンリボン4mm幅アイボリー 10㎝
作り方
1.ビーズを並べながらデザインを決めます。
2.ナイロンコートワイヤーをニッパーで40㎝にカットします。
3.クリスタルガラスにナイロンコートワイヤーを通して端をそろえます。
4.ナイロンコートワイヤー2本一緒にかしめ玉1個通して、下の方でペンチで挟んでつぶします。
5.ナイロンコートワイヤーの1本ずつにビースを通していきます。1本には2mmパールビーズ3個、もう片方は4mmカットビース1個 。
6.ナイロンコートワイヤー2本一緒に4mmパールビーズ1個を通します。その後また1本ずつにビーズを通していきます。1本には2mmソロバン型ビーズ2個、もう片方は3mmパールビーズ2個。
7.ナイロンコートワイヤー2本一緒に4mmカットビーズ1個を通します。その後また1本ずつにビーズを通していきます。1本には2mmソロバン型ビーズ5個、もう片方には2mmパールビーズ1個、5mmパールビーズ1個、2mmパールビーズ1個。
8.ナイロンコートワイヤー2本一緒に4mmカットビーズ1個を通します。その後また1本ずつにビーズを通していきます。1本には2mmソロバン型ビーズ2個、もう片方は3mmパールビーズ2個。
9. ナイロンコートワイヤー2本一緒に4mmパールビーズ1個を通します。その後また1本ずつにビーズを通していきます。1本には2mmパールビーズ3個、もう片方は4mmカットビース1個 。
10.ナイロンコートワイヤー2本一緒に2mmかしめ玉2個を通します。もう一度2本一緒にかしめ玉に通してペンチでかしめ玉を1つずつつぶします。
11.余分なナイロンコートワイヤーをニッパーで切ってからサテンリボンでリボン結びをして完成です。
お疲れ様でした!
サンキャッチャーについて
サンキャッチャーとはカットが施されたガラスなどに太陽光を乱反射させて小さな虹色の光を放つインテリアです。太陽光がよく差し込む窓辺などに吊るすと小さな虹が部屋中に広がります。
サンキャッチャーの起源は「冬季の日照時間の少ない北欧で始まった」「北米のネイティブアメリカンが使っていた」などさまざまな説がありますが、古くから世界中で親しまれているものであることがわかります。
サンキャッチャーの効果的な飾り方
キラキラの虹色の光を楽しむには窓際などの太陽光が入りやすい場所が効果的です。クリスタルガラスは光が当たらなくてもそれ自体が透明感がありきらきらとしてとても綺麗ですので、あえてあまり光が入らない場所に置けば暗い場所も明るい空間になります。
窓際
カーテンレールにS字フックをかけてそこに引っ掛けて吊るします。太陽光が当たりやすく小さな虹色の光が部屋中に広がります。冬は特に光が差し込みやすいのでキラキラのサンキャッチャーをより楽しめます。
玄関やお好きな場所に
起き型のものを使えば好きな場所に持ち運びができて便利です。
サンキャッチャーの気になる疑問
火事にならない?収れん火災は大丈夫?
太陽光を取り入れるというと火事にならないか心配になる方もいらっしゃると思います。虫眼鏡の様な凸レンズは強い日差しが当たると光を一点に集め高温になり発火してしまいますが(収れん火災)、サンキャッチャーは光を分散させるものですので、サンキャッチャーが原因で火災になることはありません。ですが思わぬことが原因で火災になる場合がありますので、楽しむときだけ飾る、外出時はカーテンを閉めるなどの対策をすると安心です。
クリスタルガラスに鉛が含まれているの?毒性は?
クリスタルガラスには加工しやすくまた屈折率や透明度を高め輝きを出すために酸化鉛が含まれています。現在は鉛の濃度を下げたものや鉛以外の物質で屈折率を高めているものもでてきています。鉛を多量に摂取すると健康に影響が出てくるかもしれませんが、サンキャッチャーは観賞用ですし、成分が溶け出すことはほぼないですので心配する必要はありません。きらきらのサンキャッチャーで癒されてください。
最後に
クリスタルガラスやビーズなど色や大きさを変えるとまた違った雰囲気で楽しめます。自分の好きなパーツを使って好きなデザインで作れるのはハンドメイドの魅力です。自分でサンキャッチャーを作る際には「丸い球体を使わずカット面のあるガラスを使用する」ということだけは気をつけてください。
また相手の好きな色で手作りしたものをプレゼントするのも大変喜ばれると思います。ぜひサンキャッチャーを手作りしてみてください。
また、ここで紹介した作品はハンドメイド販売サイトのminne(ミンネ)にて販売もしておりますのでよろしければご覧ください。