手のひらサイズのとっても可愛らしい小さなティアラ。高品質なクリスタルガラスも使うので小さいながらもきらきらと上品に煌めきます。見ているだけでも癒される小さなティアラの作り方を紹介します。シンプルなデザインなのでハンドメイドが初めての方でも作りやすく、手順にそって作っていけば可愛いティアラが作れます。
小さなティアラを作り始めて5年以上経ち様々なデザインのティアラを制作してきました。今回ここで紹介する小さなティアラはハンドメイド販売サイトのminne(ミンネ)とcreema(クリーマ)で販売もしておりますのでよろしければご覧ください。
パールビーズを使ったハンドメイドの小さなティアラ
ペットやぬいぐるみ用アクセサリーにちょうど良いハンドメイドの小さなティアラの作り方を紹介します。ティアラを作るために必要な道具と材料も詳しく紹介していきます。
ペットのお誕生日や記念日にドレスと一緒につけて撮影すれば素敵な記念になりますね。またウェディングアイテムとしてウェルカムスペースに飾ったりウェルカムドールにつけても素敵です。ティアラを手作りしてプレゼントしてもとっても喜ばれると思います。
ハンドメイドの小さなティアラを作るために必要な道具や材料
ハンドメイドのティアラを作るために必要な道具と材料を説明していきます。道具や材料は手芸用品店、ハンドメイドのパーツ販売サイトなどで購入可能で手に入りやすい物ばかりです。私のおすすめの道具と材料、購入場所も紹介していきます。
【必要な道具は6つ】ハンドメイドの小さなティアラで使う道具について
ハンドメイドの小さなティアラを作るために必要な道具は、1.ニッパー、2.平ペンチ、3.丸ペンチ、4.目打ち、5.ものさし、6.ビーズマット(またはビーズトレイ)の6つです。これらは、ティアラ以外にもビーズを使ったハンドメイドのアクセサリーを作るときにも必要になってきますので、ハンドメイドのアクセサリーも作りたい方はぜひそろえておくと便利です。それではハンドメイドの小さなティアラを作るために必要な道具を詳しく紹介していきます。
1.ニッパー
ワイヤーを切るときに使用します。太いワイヤーも簡単に切断できます。
2.平ペンチ
ペンチの先端が平たい形状になっています。金具を挟んで開いたり、ピンを曲げたりするときに使用します。ティアラ作りではワイヤーを整えたりワイヤーを挟んで引っ張って引き締めるのに使用します。ペンチの先端はギザギザがついていないものを選んでください。(ワイヤーを挟む時に傷がつかないため)
3.丸ペンチ
ペンチの先端が丸い形状になっています。ワイヤーを曲げたり丸めるときに使用します。なるべく先端が細い方がワイヤーを小さく丸めることができるので使いやすいです。
4.目打ち
ビーズの穴が狭い時や穴の外に塗料が飛び出していてバリがあるときに使用します。ビーズを通す前にビーズの穴に目打ちを刺して穴を広げたり、バリを取り除くとワイヤーが通りやすいです。綺麗に仕上げるためには欠かせない道具です。
5.ものさし
ティアラ作りではワイヤーの長さを計るときに使用しますが大体の長さが分かればいいのでなくても大丈夫です。
6.ビーズマット(またはビーズトレイ)
ビーズがすくいやすく、またビーズがはねたり転がりにくいマット(トレイ)です。ビーズを使った作業がしやすいものです。ビーズトレイの方がそのまま移動もできますし、使い勝手がよいです。
選ぶ際のポイント
ニッパーもペンチも持ち手が小さすぎないものや先端が細いものが、細かい作業をするのには使いやすいです。
道具と購入場所
【必要な材料はビーズ、ワイヤー、クリスタルガラス】ハンドメイドの小さなティアラで使う材料について
ハンドメイドの小さなティアラで必要な材料は、ビーズ、クリスタルガラス、ワイヤーです。これらの材料の数量と購入場所を紹介していきます。
・ステンレスワイヤー 太さ#28 #26 #22 各一巻き
・パールビーズ サイズ2mm 42個
3mm 6個
4mm 24個
5mm 18個
・メタルビーズ サイズ2.5mm 22個
3mm 7個
・しずく型パールビーズ10×6mm 3個
・クリスタルガラス#4228
15×7mmマーキス型 1個
・クリスタルガラスに対応した石座 1個
*石座(4箇所穴があいているのでそこにワイヤーを通して使用します)にガラスをはめて使用します。
選ぶ際のポイント
クリスタルガラスは透明度が高い綺麗なカットが施された高品質なガラスです。同じ形でも「ガラスストーン」という様にクリスタルが名称についていないものは「クリスタルガラス」よりも品質が劣る場合があります。輝きが全然違うので高品質な「クリスタルガラス」と明記されているものを選ぶとよいでしょう。
私が実際に購入している場所
ハンドメイドの小さなティアラの作り方
材料がそろったら早速ハンドメイドのティアラを作っていきましょう。手順にそって作っていけば初めての方でも綺麗にハンドメイドのティアラが作れます。
まずはこの3つ(大きなパーツ1個、小さなパーツ2個)のパーツを作っていきます。
この3つ(大きなパーツ1個、小さなパーツ2個)のパーツはすべて#26(線径約0.45)の太さのワイヤーを使います。
使うパールの穴が塗料で塞がっていたり狭かったら目打ちで穴を広げます。またパールの塗料のはみ出し(バリ)もついていたら目打ちで取り除いてから使用すると綺麗な仕上がりになります。
説明文では、パールビーズはパール、メタルビーズはメタル、ビーズの大きさは数字で表していきます。(例えば、パールビーズの3mm仕様の場合は、パール3で表します。またパールビーズを続けて使用する場合は、パール3→2→4など数字だけで表していきます。)
上の画像中央の一番大きなパーツの作り方
- #26のワイヤーを20㎝ほどの長さに切ります。
- 片方のワイヤーの端を丸ペンチを使って丸めます。二重にくるくると丸めます。
- ビーズを入れていきます。(パール5→3→4→メタル2.5→クリスタルガラスの下側の2つの穴を通ってパール3→3→クリスタルガラスの上側の2つの穴を通ってパール2→2→メタル2.5→しずくパール→メタル3)ここで半分通しました。メタル3の後はもう一度しずくパールを通って対称になるように通していきます。→下記の*ここがポイントを参照
- 最後はワイヤーを1㎝弱ほど残して切り、丸ペンチで端から二重に丸めてビーズをとめます。この際、引き締まるまで丸めていき、丸めすぎたらニッパーでカットしてください。(細かい部分ですがニッパーの先端をつかって二重に丸め終わった箇所でカットしてください)
上の画像左右の小さなパーツの作り方(同じパーツを2個作ります)
- #26のワイヤーを10㎝ほどの長さに切ります。
- 片方のワイヤーの端を丸ペンチを使って二重に丸めます。
- ビーズを入れていきます。(パール5→メタル2.5→パール4→メタル2.5→しずくパール→メタル3)ここで半分通しました。この後もう一度しずくビーズを通って対称になるように通していきます。
- 最後はワイヤー1㎝ほど残して切り、丸ペンチで端から二重に丸めてビーズをとめます。この際、引き締まるまで丸めていき、丸めすぎたらニッパーでカットしてください。(細かい部分ですがニッパーの先端をつかって二重に丸め終わった箇所でカットしてください)
- 1~4をもう1つ作ります。
*ここがポイント
大きなパーツを作る時も小さなパーツを作る時もどちらも、メタル3を通した後のしずくビーズにワイヤーを通すときは、片方の手でしっかりとビーズが動かないように押さえながら、もう片方は平ペンチでビーズが通っていない方のワイヤーを挟んでしっかりと引っ張り、引き締めます。しっかりビーズを押さえていないとビーズとビーズの間に隙間ができてしまいます。でもその場合は、ワイヤーの端を隙間ができなくなるまで丸めて、丸め過ぎた部分はニッパーで切れば大丈夫です。パールとパールの間はできるだけ隙間がないように作ると綺麗に仕上がります。
3つのパーツ(大きなパーツ1個、小さなパーツ2個)を繋げていきます。
3つのパーツを繋げるときは、#28のワイヤーを使います。(細かい部分はワイヤーが細く柔らかい方が扱いやすいです。)
- #28のワイヤーを30㎝ほどの長さで切ります。
- 片方のワイヤーの端を丸ペンチで二重に丸めます。
- ビーズを通していきます。(パール5→メタル2.5→パール4→メタル3→もう一度パール4を通って→メタル2.5→パール2を5個通す。)このあと、最初に作った3つのパーツのうちの小さなパーツのパール4の下にワイヤーをねじって繋げます。
- パール2を5個通し、小さなパーツの先ほどねじって繋げた反対側のパール4の下にねじって繋げます。
- パール2を3個→メタル2.5→パール5→メタル3→もう一度パール5を通って→メタル2.5→パール2を3個通します。
- 最初に作った3つのパーツのうちの大きなパーツのパール4の下にワイヤーをねじってつなげます。
- パール2を3個→メタル2.5を2個→パール2を3個通し、大きなパーツの先ほどねじって繋げた反対側のパール4の下にねじって繋げます。
- あとは対称になるように同じ様にビースを繋げていき、最後はワイヤー1㎝ほど残して切り、端を二重に丸めます。この際、引き締まるまで丸めていき、丸めすぎたらニッパーでカットしてください。(細かい部分ですがニッパーの先端をつかって二重に丸め終わった箇所でカットしてください)
*ここがポイント
ねじって繋げるときは、ビーズが動かない様にしっかり押さえてワイヤーを引っ張りながらねじると隙間ができずに仕上がりがきれいになります。
底の部分と繋げていきます。
- 底の部分はしっかりさせたいので太めの0.7mmの太さのワイヤーを使います。ワイヤーを20㎝ほどの長さで切ります。
- 片方のワイヤーの端を二重に丸めます。
- パール4→5→4→繋げた3つのパーツの一番端の二重にしたワイヤーの中に通して→パール5→4→次の二重にしたワイヤーの中に通して→パール4→5→4→次の二重にしたワイヤーの中に通して→パール4→4→次の二重にしたワイヤーに通して→パール4→5→5→4→あとは同じように左右対称になる様にビースを通していきます。
- ワイヤー1.5㎝ほど残して切り、丸ペンチで二重に丸めます。引き締まるまで丸めます。丸め過ぎた場合はその部分をニッパーで切れば大丈夫です。
- 全体をみて手で形を整えたら完成です。お疲れ様でした!
3つのポイントをおさえて綺麗な仕上がりに
ハンドメイドのティアラをきれいに仕上げるポイントは1.隙間を作らない、2.向きや大きさを揃える、3.綺麗なパーツを使用するの3つです。これらを詳しく説明していきます。
1.隙間を作らない
同じビーズを通るときやワイヤーをねじるときは、ビーズが動かない様に手でしっかり押さえたままワイヤーを引っ張ることがコツです。最初の3つのパーツを作る際、ワイヤーを引っ張る時は手で引っ張るよりも、平ペンチでワイヤーを挟みながら引っ張ると強く引きしめることができます。(細いワイヤーの時はペンチで強く引っ張るとワイヤーが切れてしまう場合があるので、ペンチで引っ張るのは#26以上の太さのワイヤー時に使用すると良いです)
2.向きや大きさを揃える
ワイヤーの端を二重に丸める際の丸める向きや大きさを揃えると綺麗にみえます。
3.綺麗なパーツを使用する
パールに塗料のはみ出し(バリ)がついていないか、ワイヤーはねじれていないかチェックして使用しましょう。長いワイヤーを使用する際は、ビーズを通したり引き締めたりするときにワイヤーの途中に小さな輪ができやすいです。そのまま使用してしまうとワイヤーが切れたりビーズが通らなかったりするので気をつけてください。また、ワイヤーでパールに傷をつけない様に落ち着いて作ることもポイントです。
3つのポイントをおさえて作れば綺麗にできるので、ぜひハンドメイドで可愛いティアラを作ってみてください。パールの色を変えたり、大きさを変えたり、リボンをつけたりと少し変えるだけでも違った雰囲気で楽しめます。ハンドメイドのティアラをプレゼントしてもたいへん喜ばれると思います。
このハンドメイドの小さなティアラはハンドメイド販売サイトのminne(ミンネ)とcreema(クリーマ)で販売もしています。下記のリンクからご覧いただけますのでよかったらご覧になってください。